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シーリング劣化が雨漏りを招く理由とは?

外壁塗装を考えるとき、「シーリング(コーキング)工事」という言葉を耳にすることがあるかもしれませんが、実はこれ、家を守るために欠かせない重要な工程なんです。シーリングは、外壁や窓回りの隙間に充填されるゴムのような素材で、雨水や風から家を守る役割を果たしています。

ただし、シーリングが劣化すると、大きな問題を引き起こすことがあります。例えば、劣化したシーリングを放置すると、雨漏りの原因となり、家の内部にまで影響を及ぼすことも…。これを防ぐためには、シーリングの状態をしっかりチェックして、劣化した部分を適切に修理することが大切です。

私は塗装・外装プランナー補佐として、長く快適に過ごせる家作りをお手伝いしています。この記事では、シーリングの重要性や、劣化による雨漏りの原因、そしてその対策方法をわかりやすく解説します。ご自分の家を守るために今すぐできることを知りましょう!

 

1. シーリングとは何か?

シーリング(またはコーキング)は、外壁や窓回り、配管周りなど、建物の隙間に使用されるゴムのような柔軟性を持った素材です。サイディング外壁の目地(継ぎ目)などに充填され、建物の耐久性を保つために非常に重要な役割を果たします。特に、気候の変化や外的要因から家を守るためにはシーリングの状態が大きなポイントになります。

● シーリングの主な役割

・建物の動きに対応

建物は常に温度差や湿気、外的な影響により、膨張や収縮を繰り返しています。例えば、昼間の太陽の熱で外壁が膨張し、夜間の冷却で収縮するなど、これらの動きに合わせてシーリングは柔軟に対応します。シーリングがない場合、これらの動きによって目地や隙間が開き、内部に風や水が侵入し、劣化を早めてしまいます。シーリングは、これらの微細な動きに追従しながら、隙間をしっかり密閉し、外部からの侵入を防ぐバリアの役割を果たします。

・ 水や風の侵入防止

シーリングの最大の役割は、雨水や風の侵入を防ぐことです。外壁や窓回り、配管周りに充填されたシーリングは、目地の隙間を埋めることで、外部からの水分や風の侵入を防ぎます。雨水が建物内部に侵入すると、木材や断熱材に水分が染み込み、カビや腐敗の原因となります。さらに、湿気の影響で木材が膨張し、構造に悪影響を及ぼすこともあります。シーリングがしっかりと機能することで、これらの問題を未然に防ぎ、建物の構造を守ることができます。

・建物の断熱性や防水性の向上

シーリングが適切に機能することで、建物全体の断熱性や防水性も向上します。特に外壁材と外部環境が接する部分では、隙間を密閉することで、雨漏りや温度の影響を大幅に軽減することができます。例えば、断熱材や外壁の間にできた隙間から外気が入り込むと、冷暖房の効率が下がり、エネルギーの無駄が生じるだけでなく、湿気の侵入でカビが発生するリスクも高まります。シーリングをしっかり施すことで、これらのリスクを減らし、室内の温度を一定に保ち、快適な環境を維持することができます。

 

2. シーリングが劣化するとどうなるか?

シーリングは時間が経つと劣化し、その機能が低下してしまいます。しかし、シーリングの劣化は外壁の見た目には現れないことが多いため、気づかないうちに重大な問題に繋がっていることがあります。劣化が進行すると、雨漏りや建物の構造に深刻な影響を与えるため、早期にチェックし対策を取ることが重要です。

● シーリングの劣化原因

シーリングは屋外の過酷な環境にさらされるため、さまざまな要因で劣化します。主な劣化原因は次の通りです。

① 紫外線

太陽光に含まれる紫外線は、シーリングに使われているゴム成分を劣化させ、ひび割れや硬化を引き起こします。これにより、シーリングの柔軟性が失われ、目地や隙間がしっかりと密閉できなくなります。

② 雨風

長時間にわたる雨や風の影響で、シーリング材が水分を吸収し、柔軟性を失うことがあります。湿気がシーリングに浸透すると、その密閉性が低下し、外壁と内部の隙間から雨水や湿気が侵入しやすくなります。

③ 温度変化

寒暖の差が大きい地域では、シーリングが膨張したり収縮したりすることで、劣化が進みます。シーリングは温度変化に耐えきれず、ひび割れや剥がれが生じ、外壁の隙間が広がります。

● シーリングの劣化が引き起こす問題

シーリングが劣化すると、目地や隙間から雨水が入り込みやすくなり、建物内部にさまざまな問題を引き起こします。

・外壁材の裏に雨水が浸入

シーリングの劣化により隙間から雨水が侵入すると、外壁材の裏側に水が浸透し、木材が腐食したり、鉄部が錆びることがあります。これにより、建物の強度が低下する恐れがあります。

・ 防水紙や断熱材に水が染み込み、カビや腐敗が発生

シーリングの劣化で水が浸入すると、防水紙や断熱材にも水分が浸透し、これが原因でカビや腐敗が進行します。水分が長期間残ると、カビが繁殖し、建物内部の健康や安全に悪影響を及ぼすことがあります。

・ 室内にまで雨水が届き、壁紙の剥がれやシミの原因に

シーリングが劣化し、水分が室内に侵入すると、室内の壁にシミができたり、壁紙が剥がれたりすることがあります。室内の湿気やカビの原因にもなるため、早期の補修が重要です。

 

3. 雨漏りの予防には「シーリングの打ち替え」が重要

シーリングの寿命はおおよそ7〜10年程度です。実は、外壁塗装のタイミングとシーリングの劣化が重なることが多いため、外壁塗装を行う際にシーリングのメンテナンスも一緒に行うことが非常に重要です。

● シーリングのメンテナンス方法

シーリングが劣化している場合、そのまま放置せず、「打ち替え」を行うことが最も効果的です。

シーリングのメンテナンス方法には、大きく分けて「打ち替え」と「増し打ち」の2種類があります。

打ち替えとは?

「打ち替え」は古くなったシーリング材をすべて撤去し、新しいシーリング材を充填し直す方法です。下地からしっかり施工できるため、隙間を完全に密閉し、防水性を高める効果があります

費用は増し打ちより高めになりますが、シーリングが著しく劣化している場合には、確実性の高い打ち替えを選ぶほうが安心です。

増し打ちとは?

一方、「増し打ち」は、既存のシーリングの上から新しいシーリング材を追加で充填する方法です。主に、もとのシーリングがそれほど劣化していない場合に選ばれることが多く、打ち替えに比べて工事費用が安く済むというメリットがあります。

ただし、もとのシーリングがすでに劣化している状態で増し打ちを行っても、新しいシーリングがしっかり密着せず、隙間が埋まりきらないことがあります。その結果、水が再び侵入してしまうおそれがあるため、状態をよく見極めて施工方法を選ぶことが大切です。

外壁塗装を行う際、見た目がきれいになればOKと考えてしまうかもしれませんが、見えないところで雨漏りのリスクが進行してしまう可能性もあります。シーリングの劣化は雨漏りの原因となる重要な要素のひとつです。外壁塗装を行う際は、必ずシーリングの状態もチェックしてもらい、劣化している場合は打ち替えを行いましょう。

 

4. シーリングのチェックとメンテナンス

シーリングの劣化具合を放置しておくことは非常に危険です。外壁塗装を行う際には、必ず専門業者にシーリングの状態をチェックしてもらうことが重要です。劣化したシーリングを早期に修復することで、家の内部に水が浸入するリスクを大幅に減らすことができます。

シーリングは家を守る大切な要素です。劣化したシーリングを放置すると、雨漏りや内部の腐食を引き起こします。定期的なチェックとメンテナンスで、家の耐久性を保ち、美観を長持ちさせましょう。

シーリングのメンテナンスをしっかり行い、家の価値を守りながら長期間安心して住み続けられる家作りを目指しましょう。

 

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ペイントホームズ熊本店では、熊本市,八代市,宇城市,宇土市,下益城郡,上益城郡,八代郡で、
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監修者の顔写真
著者:佐藤 美波(塗装・外装プランナー補佐)

塗装・外装プランナーの補佐として、外装のデザインや施工計画をしっかりとサポートしています。現場スタッフと連携しながら、色選びやデザインの調整などを行い、その時々のニーズに合った最適なプラン作りに取り組んできました。これまでの経験をもとに、塗装や外装プランニングのポイントをわかりやすくご紹介していきます。

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