塗装業者への断り方のポイントや具体的な方法

 

外壁塗装を実施する際に見積もりを取ることで、必要な塗装工事の詳細が明確になります。そして、複数の塗装業から見積もりをとる事で、工事内容を選別していく事が出来ます。塗装工事では複数の業者に相談することは一般的です。しかし、最終的に1社に決めた後、他の業者に断りの連絡をする必要があり、「断るのが苦手で憂鬱・・・」と感じる人も多いようです。

 

では、できるだけ円滑に断るにはどうすればいいのでしょうか? 今回は、塗装業者への断り方のポイントや具体的な方法について説明します。

 

■負い目を感じないようにする

塗装業者の担当者に断りの連絡をする際、負い目を感じる人は少なくありません。特に、担当者が親切に対応してくれた場合、その思いは一層強くなります。しかし、断る側が過度に気にする必要はありません。

 

■早めに断る

担当者は断られることに慣れているとはいえ、契約直前でのキャンセルは期待が大きかった分、悔いも残ります。そのため、できるだけ早めに断ることが重要です。家の塗り替えをする際、3~5社程度から見積もりやプランの提案を受ける方は多くいらっしゃいます。比較して契約しないと判断した業者には、具体的な話が進む前に、早めに断りの連絡を入れましょう。

 

■理由を明確に伝える

断る際には、明確な理由を述べることが大切です。そうすることで、塗装業者も納得しやすくなります。営業担当者や会社にとっても、なぜ断られたのかを知ることは今後の営業活動に役立ちます。理由を曖昧にせず、はっきりと伝えましょう。

 

■感謝の気持ちを伝える

どの営業担当者も、契約を取るために一生懸命努力しています。時間と手間をかけて見積書を作成し、プランを考えてくれたことに対して、感謝の気持ちを伝えることは大切です。契約には至りませんでしたが、ここまでの手間と時間に対して、しっかりとお礼を述べましょう。

 

【具体的な断り方】

見積書をもらった後で断る場合、提案内容が他社よりも劣っている、または似たプランでも他社の方が安いといった理由が一般的です。例えば、A社は希望する塗料を取り扱っているがB社は取り扱っていない場合、当然A社を選びます。また、どちらの会社も希望に応えてくれる場合、見積もりが高い方を断ることになります。塗装業界は相見積が一般的なため、担当者は断られることにも慣れていますが、後から嘘だと分かると心が痛むものです。「今回は塗装をしないことにしました」とお断りの連絡をもらった後に、お宅を通りかかった際に塗り替えをされていた場面に遭遇した事もありました。そのため、正直に「他にもA社を検討しています」「この点でB社と迷っています」「費用面がネックです」など、何をポイントに進めているのかを伝えることで、納得できる事も増えます。断る際には明確で正直な理由を述べるよう心掛けましょう。